13画 (10) 1級

同字【孳】


[音]
[訓]
  しげ
  つとめる

《意味》

  1. うむ。子どもをうんで子孫をふやす。
  2. しげる。繁殖する。また多産である。「滋」
  3. こまめに働く。」に当てた用法   

【孳孳】しし

物事に熱心に励むさま。
「孳孳として勉学にいそしむ」
「じじ」とも読む。
孜孜」とも書く。

【孳尾む】つるむ

動物の雌と雄が交尾する。
「交尾む・遊牝む」とも書く。音読は「じび」。

《字源》

声符は(じ)
は糸束を並べる形で、上部の糸束の結び目を「艸(そう)と誤って草かんむりになり、草木が生い茂る意、多い意となった。
元は糸束の意で、「滋)」は糸束を水に浸す意、水を含んで量が増えることをいう。
の甲骨文字。

《字体》

の部分を持つ漢字、「慈」「磁」「滋」はすべて唐代楷書ではの形で書かれることがほとんどで、「孳」のように書いて差し支えない。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】