【憚】 15画 (12) 1級


[音] タン
[訓] はばか
はばか

《意味》

はばかる。さしつかえる。遠慮する。気にして避ける。

【憚り】はばかり

  1. はばかること。おそれつつしむこと。遠慮。また、遠慮すべきこと。差し障り。
    「憚りながら申し上げます」「憚りながらこれでも歯医者です」
  2. 便所。

【憚る】はばかる

  1. 差し障りがあるとして、差し控える。遠慮する。
    「人目を憚る」
  2. はばをきかせる。大きな顔をする。
    「憎まれっ子世に憚る」

【畏憚】いたん

おそれはばかること。優れたものに気兼ねすること。

【忌憚】きたん

はばかり、遠慮すること。
普通、下に否定の語を伴って用いる。
「忌憚のない意見を聞かせてください」

【敬憚】けいたん

尊敬しておそれること。

声符は「單(単)(たん)
「單は楕円形の盾の象形。上に二本の羽飾りをつけている(「口」の部分)。
今、「單」に盾の意はなく、「戰(戦)」「獸(獣)の字形にその名残がある。

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