【掣】 12画 手(8) 1級
[音] | セイ |
セツ |
[訓] | ひく |
《意味》
ひく。ひきとめる。おさえ止める。「制」
【掣肘】せいちゅう
わきから干渉して、自由な行動を妨げること。
ひじを引っ張る意から。
【掣く】ひく
手で引っ張る。引き抜く。
相手の行動をおさえて、勝手にさせない。
【旁時掣肘】ぼうじせいちゅう
他人のすることに脇から口を出して邪魔をすること。させないようにすること。
「掣肘」は人の肘を引っ張ること。
「旁らより時に掣肘す」が書き下し文。
《字形》
声符は「制(せい)」。
「制」は「未+刀」。
「未」は枝葉の茂る木の形。
その枝葉を切り、幹を治めることを「制」という。
木には「制」、衣には「製」、人を牽制するような行為には「掣」という。
:「未」の篆書。
:「制」の篆書。