【搗】 13画 (10) 1級


[音] トウ
[訓]
 
  たた
  てて

《意味》

  1. つく。うすでつく。「擣」
  2. たたく。うつ。「擣」
  3. かてて。かててくわえて。そのうえさらに。

【搗布】かじめ

褐藻類コンブ目の海藻。中部太平洋岸の深さ5~30メートルの岩上に生える。ヨード・アルギン酸の原料。
海藻海草標本図鑑カジメ

【搗ち合う】かちあう

  1. 動いている二つの物がぶつかりあう。また、出会う。
  2. 二つ以上の事柄が、偶然に同時に起こる。一緒になる。重なる。「日曜と祝日が搗ち合う」

【搗栗】かちぐり

干した栗の実をうすでつき、外皮と渋皮を取りのぞいたもの。
「勝栗」とも書き、「搗ち」が「勝ち」に通じるため、出陣や勝利の祝い、または正月などのめでたい時の料理に使う。

【搗てて加えて】かててくわえて

その上に。さらに。普通、よくない物事が重なる時に用いる。
「事業に失敗し、搗てて加えて事故に遭う」

【搗く】つく

穀物などを杵や棒の先でで叩いて押しつぶす。
「餅を搗く」
「舂く」とも書く。

【搗精】とうせい

玄米をついて糠を取り去り白米にすること。精米。

【米搗き飛蝗】こめつきばった

  1. ショウリョウバッタの別名。
    後脚をそろえて持つと体を上下に動かすのが、米を搗く姿を思わせるのでいう。
    Wikipediaショウリョウバッタ
  2. コメツキムシの別名。
    Wikipediaコメツキムシ
  3. ぺこぺこと頭を下げて他人にへつらう人。

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