[音] | フ |
[訓] | くれ |
《意味》
【榑】くれ
【榑縁】くれえん
社寺建築で、壁や敷居と平行に板を張った縁側。
「切目縁」
【榑木】くれき
板材。平安初期の規格では長さ一丈二尺、幅六寸、厚さ四寸。榑。
【節榑】ふしくれ
節の多い材木。
【節榑立つ】ふしくれだつ
《字源》
声符は「尃(ふ)」。
「甫(ほ)+寸(すん)」。
金文の字形は、苗木の根を包んで手で持つ形で、土に植え付ける意。
それで「尃」は広く施し行う意となる。
「敷・溥」の初文として用いられた。
:「尃」の甲骨文字。