【篦】 16画 (10) 準1級

交換略字【箆】


[音] ヘイ
[訓] へら
  すきぐし
  かんざし
 

《意味》

  1. [国訓]へら。竹片を薄く削ったもの。
  2. [国訓]の。矢がら。矢竹。
  3. くし。すきぐし。

【篦】

矢の、竹でできた棒の部分。矢の()矢柄(やがら)

【篦太い】のぶとい

  1. ずぶとい。ふてぶてしい。
    「篦太い性格」
  2. 声がふとい。
    「篦太い声」
「野太い」とも書く。

【篦】へら

竹・木・象牙・金属などを平たく細長くし、先を刃形にした用具。折り目や印をつけたり、物を練ったり塗ったりするのに用いる。
《篦を使う》へらをつかう
その場限りの口実をつくってごまかすこと。言いのがれる。

【篦台】へらだい

裁縫で、布に篦で印をつけるときに、その布をのせる台。

【篦鮒】へらぶな

ゲンゴロウブナの異名。ヘラ。
ゲンゴロウブナを釣堀などで飼育したものを言う。おもに釣人の間で用いられる呼び方。
Wikipediaゲンゴロウブナ

【篦棒】べらぼう

  1. 無茶で馬鹿げていること。筋の通らないこと。「篦棒な話」
  2. 程度が激しいこと。並はずれてひどいさま。「篦棒に早い」
  3. 人を(ののし)っていう語。バカ。アホ。

【靴篦】くつべら

靴をはくとき、(かかと)にあてて足を靴に入れやすくする道具。

【竹篦】しっぺい

  1. 禅宗で、修行者を打っていましめるのに使う、竹で作った平たい棒。
  2. 人さし指と中指をそろえて、人の手首などを打つこと。しっぺ。

【竹篦返し】しっぺがえし

自分が受けたある仕打ちに対して、すぐに同じような仕返しをすること。仕返し。
「しっぺいがえし」とも読む。

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