【蛻】 13画 (7) 1級


[音] セイ
  ゼイ
[訓] ぬけがら
  もぬけ
  もぬけ

《意味》

  1. ぬけがら。もぬけ。
  2. もぬける。ぬぐ。ヘビ・セミなどが外皮からぬけ出る。また、ヘビ・セミなどが外皮をぬぐ。

【蛻】ぬけがら

セミやヘビなどが脱皮したあとに残す殻。
「もぬけ」とも読む。

【蛻の殻】もぬけのから

  1. ヘビ・セミなどの脱皮したあとの殻。ぬけがら。
  2. 求める人が抜け出してしまって、空になっている状態。
  3. 人の魂が抜け出たあとの体。

【蛻る】もぬける

  1. 抜けて外に出る。脱する。抜ける。
  2. セミやヘビなどが脱皮する。

【蛻】ぬけがら

セミやヘビなどが脱皮したあとに残す殻。
「もぬけ」とも読む。

蛻】せんぜい

  1. セミのぬけがら。うつせみ。
  2. 俗世間から超然としていること。蟬脱。解脱。
    (じんあい)の世を蟬蛻す」

《字体》

つくりのの部分は、のようにに作るのが初唐からの標準字体。
「説」「税」「鋭」「悦」なども同様。
に作るのは、中唐正字で、清の『康煕字典』に受け継がれるが、手書きではほとんど見かけない字体。
常用漢字のようにに作るのは、明の王鐸の行書などに見られる。
現在手書きで書く場合、常用漢字に合わせてと書いて差し支えない。

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