13画 (6) 1級

交換略字【賁】


[音]
フン
ホン
[訓] かざ
  かざ
あや
つわもの

《意味》

  1. かざる。かざり。あや。はなやかに彩る。はでに変化する。はででおおきい。また、あや模様の美しいかざり。
  2. はしる。勢いよくはしる。「奔」
  3. いさみたつ。勢いよくていさましい。また、つわもの。「虎賁こほん」とは勇士のこと。

【賁来】ひらい

他人が自分の家に訪れてくることをうやまっていうことば。おいでになる。御光来。御来臨。
「賁臨」

【賁臨】ひりん

客の来訪を敬っていう語。「来訪」の尊敬語。光臨。
「皆様の賁臨をお待ちしておりました」

【賁育之勇】ほんいくのゆう

非常に気力が盛んで強いこと。
「賁」は孟賁(もうほん)、「育」は夏育(かいく)のことで、ともに秦の武王に仕えた有名な大力の勇士。
孟賁や夏育の様な勇のこと。

《字源》

声符は(ひ)の略体。は華が咲き乱れる形で、内にある力が外にあらわれる意がある。「賁」声の字はその声義を承ける(「噴」「憤」「墳」など)。
:「賁」の甲骨文字。
:「賁」の金文。

《字体》

伝統的な楷書ではで書かれてる。手書きの楷書ではの形で書いて差し支えない。

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