【餒】 16画 (7) 1級


[音] ダイ
 
[訓] える
くさ

《意味》

  1. うえ(飢え)。うえる。
  2. くさる。魚や肉がくさる。

【餒える】うえる

食べ物がなく空腹で苦しむ。ひどく腹が減る。栄養不足で体がぐったりする。

【餒虎】だいこ

飢えた(とら)
危険なもののたとえ。

【凍餒】とうだい・とうたい

寒さにこごえ、飢えに苦しむこと。生活が苦しいこと。
「凍餒の苦しみ」

《字源》

声符は「妥(だ)
「妥」「爪女」で、女の上に手を加えて安らかにすること。
「妥」の甲骨文字。

《字体》

の部分は、楷書では「」と書くのが運筆の面から自然で、歴史的にもこのように書かれてきた。
「餒」も同様に手書きの楷書ではと書くのが自然。

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