【皁】 7画 (2) 1級


[音] ソウ
[訓] どんぐり
  くろ
  くろ
  しもべ
  うまや
  かいばおけ

《意味》

  1. くろ。黒い。
  2. しもべ。けらい。
  3. うまや。かいばおけ。

【皁】くろ

黒い色。

【皁莢】さいかち

  1. マメ科の落葉高木。夏に淡黄緑色の小花を穂状につけ、ややねじれた豆果を結ぶ。
    Wikipediaサイカチ
  2. 「皁莢虫」の略。カブトムシの別名(関東地方南部)。
「皁莢」は漢名から。

【皁絹】そうけん

黒い絹。

【牛驥同皁】ぎゅうきどうそう

賢者が愚者と同じ待遇を受けること。
足のおそい牛と駿馬(=驥)とが同じかいばおけ(=皁)で飼われて、同じ待遇を受ける意から。
牛驥(ぎゅうき)(そう)を同じうす」とも読む。

《字源》

とち・いちいなど、どんぐり・栗の実の象形。
実の黒褐色から「くろい」意をもつ。
その色の仕事着を着る農夫や馬飼いの意から「しもべ」。
槽櫪(そうれき)(かいばおけ)」の「槽」の音と通じて「うまや・かいばおけ」の意をもつ。

《字体》


機種依存文字のため、参考に楷書体を画像で掲げておきます。

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