【玩】 8画 (4) 準1級


[音] ガン
[訓] もてあそ
  あじわう

《意味》

  1. もてあそぶ。遊び半分に扱う。
  2. 物事のおもしろみや意味を十分に理解して、味わう。何度も触れて楽しむ。めでる。

【玩具】おもちゃ

  1. 子供が持って遊ぶ道具。
    「がんぐ」とも読む。
  2. もてあそぶもの。なぐさみもの。

【玩具】がんぐ

子どもが遊ぶ道具。おもちゃ。
「おもちゃ」とも読む。
明治期に作られた語。

【玩人喪徳】がんじんそうとく

他人をからかい侮ると、自分の徳を失うということ。
「人を(もてあそ)べば徳を失う」が書き下し文。

【玩読】がんどく

意味をよく考えて読むこと。

【玩物喪志】がんぶつそうし

珍しいもの、風変わりなもの、無用なものを過度に愛玩して、本来の志を見失ってしまう意で、真に学ぶべきことや学問の本質を見失うこと。
また、珍しいものなどを過度に愛好して正しい心を失うこと。
虚心坦懐(きょしんたんかい)

【玩味】がんみ

  1. 食物をかみわけて十分に味わうこと。
    「玩味して食べる」
    味」とも書く。
  2. 物事の意義をよく考え味わうこと。
    「熟読玩味する」
    「含味・味」とも書く。

【玩がんろう

おもちゃにし(もてあそ)ぶこと。慰みものにすること。(ぐろう)
弄」とも書く。

【玩ぶ】もてあそぶ

  1. 手で持って遊ぶ。いじくる。
    「髪を玩ぶ」
  2. 人をなぐさみものにする。
    「女を玩ぶ」
  3. 思うままにあやつる。
    「他人の運命を玩ぶ」
  4. 慰めるものとして愛好する。
    「盆栽を玩ぶ」
ぶ・ぶ」とも書く。

【愛玩】あいがん

大切にしてかわいがること。多く小動物や器物についていう。
「愛玩動物」
「愛」とも書く。

【熟読玩味】じゅくどくがんみ

文章をよく読み、じっくり考えて味わうこと。
「玩味」はよく味わって食べる意で、物事の意義をよく考え味わうこと。
「玩味」は「味」とも書く。

【賞玩】しょうがん

  1. 物の美しさやよさを味わい大切にすること。珍重(ちんちょう)すること。
  2. 食べ物の味のよさを()め味わうこと。
    「山海の珍味を賞玩する」
賞味(しょうみ)
「賞」とも書く。

【珍玩】ちんがん

珍重して楽しむこと。また、珍重している愛玩物。

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