【杵】 8画 (4) 準1級


[音] ショ
[訓] きね

《意味》

  1. きね。うすの中に入れた穀物などをつく道具。
  2. つち(槌)。物を打つ道具。

【杵】きね

(うす)に穀物を入れて()く木製の道具。脱穀・精白・餅つきなどに用いる。

【金剛杵】こんごうしょ

古代インドの武器。のち密教で、煩悩を打ち砕く仏の智慧を象徴する法具。細長く手に握れるくらいの大きさで、両端のとがった独鈷(とっこ)、両端が三つに分かれている三鈷、五つに分かれている五鈷などがある。

杵】ちんしょ

  1. 砧の台とそれを打つ(きぬた)。また、砧に用いる杵。
  2. とんとんとたたく、砧の音。

【昔取った杵柄】むかしとったきねづか

以前にきたえた腕前。
「杵柄」は(きね)()

《字源》

声符は「午(ご)
「午はきねの形で「杵」の初文。
「午」が十二支のうまに用いられるようになったので、意符「木」を加えて「きね」の意を表す。
:左から「午」の甲骨文字・篆書。

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