【詑】 11画 (4) 準1級


[音]
[訓] あざむ

《意味》

あざむく。だます。
熟語としての用例が少なく、日本では「」と誤用され、「()びる」の意で用いられた。
小説などに多用され、「詑間(たくま)」という地名・人名にも用いられているところから、JIS登録され漢検の配当漢字となっているが、本来誤用であるため「わびる」の訓は漢検では採用されていない。
ただし、同じく誤用の「侘」→「佗」には「わびる」の訓を採用していて一貫性はない。
日本語での「わびる」を用いた漢字の用例を「用例.jp」で調べてみると
「侘び」479件
「佗び」28件
「詫び」2940件
「詑び」27件
となり、誤用の「佗び」「詑び」は少数ながら同じ程度の頻出度となった。

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