【汎】 6画 氵(3) 準1級
[音] | ハン |
[訓] | ひろがる |
あふれる |
《意味》
1.~3.「泛」
【汎愛】はんあい
誰彼の差別なしに、広く平等に愛すること。
「博愛」
【汎称】はんしょう
同類のものを一まとめにして呼ぶこと。また、その名称。総称。
「ハエ目の幼虫をウジと汎称する」
【汎心論】はんしんろん
生物・無生物に関係なく、すべての物質は心を持つとみなす考え方。物活論。
【汎神論】はんしんろん
世界のすべての事象は神そのものであり、神と世界とは一体のものであるとする宗教観・哲学観。万有神論。
【汎汎】はんぱん
「泛泛」とも書く。
【汎用】はんよう
広くいろいろな方面に用いること。また、そのもの。
「汎用コンピューター」
【汎濫】はんらん
「1.2.」は「氾濫」とも書く。
【汎論】はんろん
「泛論」とも書く。
【汎い】ひろい
とりとめなくひろい。あまねくひろい。全体に行き渡っているさま。
【広汎】こうはん
力・勢いなどが及ぶ範囲が広いこと。広範囲。
「影響が広汎に及ぶ」
「広範」とも書く。
《字源》
声符は「凡(はん)」。「凡」は盤の形。
「凡」はぐるぐる回る意を持つ。
「凡」は「風・鳳」などにも声符として含まれる。