[音] | バン |
マン |
[訓] | つる |
はびこる | |
からむ |
《意味》
【蔓】つる
【蔓梅擬】つるうめもどき
ニシキギ科のつる性の落葉低木。赤い種子が美しいので、生け花の素材として用いられる。
【蔓性】つるせい
ある種の植物の、茎がつる状になる性質。
【蔓菜】つるな
ツルナ科の多年草。海岸の砂地に自生する。新芽・葉は食用。
Wikipedia「ハマミズナ科」
【蔓柾】つるまさき
ニシキギ科のつる性の落葉低木。赤い種子が美しいので、生け花の素材として用いられる。
【蔓延る】はびこる
【蔓荊】はまごう
クマツヅラ科の落葉低木。海岸の砂地に自生。果実は球形で漢方で蔓荊子といい鎮痛・強壮剤などとする。ハマツバキ。
Wikipedia「ハマゴウ」
「浜栲」とも書く。
【蔓延・蔓衍】まんえん
好ましくないものがはびこりひろがること。伸び広がること。
【蔓生】まんせい
茎がつるとなってのびること。つるだち。
【株連蔓引】しゅれんまんいん
関係した者が残らず罰せられること。罪人の関係者をいもづる式に引っぱること。
株や蔓が連なっている様子から。
「株連」は一人の罪の罰が数人を巻き添えにすること。「蔓引」は互いに引き連なること。
略して「株蔓」ともいう。
《字源》
声符は「曼(まん)」。
「曼」は「冒(ぼう)+又(ゆう)」。
「冒」は頭巾をつけ、目が下にあらわれている形、「又」は手。
「曼」は頭巾を手で引いて眉目の美しさがあらわれる意で、また、長く広い意がある。
:「曼」の金文。