【湧】 12画 (9)  準1級

基本字同字【涌】 10画 (7) 準1級


[音] ヨウ
  ユウ
[訓]
 

《意味》

わく。水がわき出る。また、盛んにおこる。

【湧出】ゆうしゅつ

自然にわきでること。
「ようしゅつ」とも読む。

【湧昇】ゆうしょう

深層の海水が上昇して表層で発散する現象。それに伴って栄養塩類が運び上げられて生物の繁殖を助け、好漁場となる。カリフォルニア沖・ペルー沖などに発達する。湧昇流。上昇流。

【湧く】わく

  1. 水などが、地中から地表に吹き出す。
  2. ある感情、また物事などが生じる。起こる。「湧き上がる感情」
  3. 虫などが発生する。「ウジが湧く」

湧】きょうゆう

水が勢いよくわき出るさま。波の立ち騒ぐさま。また、その音。
「きょうよう」とも読む。

《字源》

声符は「勇((ゆう)
「勇」「甬+力」「甬(よう)音。
「甬」(おけ)の象形で、桶状の掘井戸から水が湧出することをいう。
「勇」はいさましい意で、勢いよく湧出するところから、「勇」を部品とした字が生まれたと思われる。

《解説》

基本字はで、「」が常用漢字入りに伴って「勇」と省略されたのと同じく、は人名用漢字入りに伴って「湧」になった。
「勇」の成り立ちは「マ男」ではありません。

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