【鞏】 15画 革(6) 1級
[音] | キョウ |
[訓] | つかねる |
かためる | |
かたい |
《意味》
【鞏い】かたい
しっかりしていてゆるがない。きつくしまっていて、堅固である。丈夫でこわれない。
【鞏固】きょうこ
意志などがしっかりしていて動かないようす。
「牢固」「堅固」
「強固」に書き換えられる。
【鞏皮症】きょうひしょう
膠原病の一つ。指・手・顔の皮膚が硬化し、萎縮が末梢より体幹へ移行する全身性疾患。特定疾患の一つ。
「強皮症」とも書く。
【鞏膜】きょうまく
眼球の角膜以外の部分をおおう、白くて堅い繊維質の膜。眼球の前面では白目の部分。
「鞏膜炎」
「強膜」とも書く。
《字源》
声符は「(きょう)」。
「(きょう)」は「工+(けき)」。
「工」は巫がもつ呪器。
「」は手で強く持ち、高く掲げる形。呪器を挙げて祈り、神意を求める。
それで鞏固(強固)の意、恐懼(恐れ入ってかしこまる)の意となる。
:「」の甲骨文字。