【卯】 5画 (3)  準1級

異体字【夘】


[音] ボウ
[訓]

《意味》

う。十二支の四番め。
時刻では今の午前六時、およびその前後二時間、方角では東、動物ではうさぎに当てる。

【卯】

  1. 十二支の四番め。うさぎ。
  2. 昔の方角の名。東。
  3. 昔の時刻の名。午前六時。また、午前五時から午前七時までの間。うの時。

【卯木】うつぎ

ユキノシタ科の落葉低木。山野に自生。高さ1、2メートル。葉は狭長楕円形で対生する。幹は中空。梅雨の頃、白色の五弁花を円錐花序につける。ウノハナ。
植物園へようこそ!ウツギ   
「空木・櫨木」とも書く   

【卯月】うづき

陰暦四月の別名。うのはなづき。
「ぼうげつ」と読めば陰暦二月のこと。

【卯槌】うづち

桃の木、まれに象牙などを長さ三寸幅一寸ほどの直方体に切り、縦に穴をあけ五色の組糸を通して垂れ下げたもの。平安時代、正月の初卯の日、悪鬼を追い払うために用いた。

【卯の花】うのはな

  1. ウツギの花。また、ウツギの別名。
  2. 豆腐のしぼりかす。おから。きらず。

【卯酒】ぼうしゅ

卯の刻(午前六時ごろ)に飲む酒。朝酒。
「卯飲」

《字源》

甲骨文字や金文ではもともと、犠牲の肉を分割する形。

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