【牡】 7画 (3) 準1級


[音]
  ボウ
[訓]
おす

《意味》

おす。獣や鳥のおす。
元は「牡」はウシのオス、「雄」はニワトリのオスを指していたが、現在はどちらも広くオス一般を表す。

【牡】おす

動物で、精巣を有し、精子を作る個体。
「雄」とも書く。

【牡かき

イタボガキ科の二枚貝の総称。左殻はよく膨らんで海中の岩などに付着し、右殻は平らで(ふた)のようになる。肉は美味で、各地で盛んに養殖が行われる。
Wikipediaカキ(貝)
「ぼれい」とも読む。

【牡丹餅】ぼたもち

おはぎ。糯米(もちごめ)粳米(うるちごめ)を少しまぜて作った餅に、小豆餡・黄な粉などをまぶした食物。
Wikipediaぼたもち

【牡丹】ぼたん

  1. 初夏、枝先に紅・淡紅・紫・白などの大形花をつけるボタン科の落葉小低木。古くから観賞用に栽培され、園芸品種が多い。中国原産。
    Wikipediaボタン (植物)
  2. イノシシの肉の通称。「牡丹(なべ)
  3. 華やかで大きなものの形容。「牡丹エビ」
《牡丹に唐獅子、竹に虎》ぼたんにからじし、たけにとら
絵などで、取り合わせのよい図柄とされるもの。
「梅に(うぐいす)」「紅葉に鹿」「柳に(つばめ)」「竹に雀」「牡丹に蝶」「波に千鳥」「猿に絵馬」

【牡丹雪】ぼたんゆき

雪片がぼたんの花びらのように、大きくふっくらとした雪。多数の雪の結晶が付着しあったもの。ぼた雪。

【牡ぼれい

  1. 貝のカキの漢名。
  2. カキの殻を焼いて砕いた粉末。制酸・鎮静剤とするほか小鳥の餌などに、混ぜる。

牡】ひんぼ

動物のめすとおす。雌雄(しゆう)

牡驪黄】ひんぼりこう

物事は外見にとらわれず、その本質を見抜くことが重要だということ。
ウマのメスとオス、黒色と黄色を間違える意。

《字源》

+土」
「土」はオスの性器の象。
卜文の「牝牡」の字形は「匕土」の形で示され、牛、羊、豕、鹿などの(つくり)に加えられる。
「匕土」は、それぞれ性器の部分の象形である。
:「牡」の甲骨文字。左の字は牛へんだが、真ん中の字は羊へん、右の字は鹿が加えられている。

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