【喬】 12画 (9)  準1級


[音] キョウ
[訓] たか
おごる 

《意味》

  1. たかい。そびえる。
  2. おごりたかぶる。「驕」

【喬松】きょうしょう

  1. 高い松の木。
  2. 不老不死の仙人、王子喬(おうしきょう)赤松子(せきしょうし)のこと。
    「喬松の寿」・・・長命長寿のこと。

【喬木】きょうぼく

高い樹木。特に灌木(かんぼく)に対して、幹が堅く高さが3メートル以上になる木。スギ・ケヤキなどにいう。
今は、「高木」という。
灌木(かんぼく)
《喬木は風に折らる》きょうぼくはかぜにおらる
人より(ぬき)んでている者はねたまれて困難にあいがちであるということ。
高い木は風当たりが強く折れやすいことから。
「喬木」は「高木」「大木」ともいう。
「出る杭は打たれる」「高木風に(ねた)まる」「高木風に憎まる」

【喬い】たかい

まっすぐ伸びて、そびえているさま。木などがすらりと伸びているさま。

【出谷遷喬】しゅっこくせんきょう

人が出世することのたとえ。
春になると、鳥が谷間から出てきて高い木にうつる意から。
「谷を出でて喬に(うつ)る」が書き下し文。

《字源》

「夭(よう)+(こう)
アーチ状の門を示すの上に、神を招くための木を立てた形。
神を招いて悪霊を阻止する。
「喬」の甲骨文字。

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