【卦】 8画 (6) 準1級


[音]
[訓] うらな
うらな

《意味》

占いのしるし。易で吉凶を判断する元となるもの。

【卦辞】かじ

易の六十四卦の一つ一つについて説明したことば。

【卦兆】かちょう

占いに現れたしるし。
「卑弥呼は卦兆で政治を行った」
占形(うらかた)」「卦象(かしょう)」「占兆(せんちょう)

【卦体】けたい 

  1. 易などに現れた卦の形。占いの結果。
  2. 奇妙なさま。不思議。けったい。
    「卦体なことが続く」

【卦体が悪い】けたいがわるい

  1. すっきりしないで腹立たしい。いまいましい。不愉快である。
  2. 奇妙である。

【卦体】けったい

奇妙なさま。不思議。特に関西で用いる語。
「卦体な話やで」

【卦体けったくそ 

「卦体」を強めていう語。いまいましいこと。けたくそ。けったくそ。
「卦体糞が悪い」
「けたくそ」とも読む。

【当(た)るも八卦当たらぬも八卦】あたるもはっけあたらぬもはっけ 

占いは当たることもあるし、はずれることもあるということ。

【有卦】うけ 

陰陽道で、その人の干支によって吉事が七年間続くという幸運の年まわり。
「無卦」

【有卦に入る】うけにいる 

幸運にめぐまれて、よい事が続く。運がむく。
「やることなすことすべて順調で有卦に入る」

【八卦】はっけ 

  1. 易の算木に現れる八種類の形。自然界・人間界の諸現象を象徴する。
  2. 占い。易。
    「当たるも八卦、当たらぬも八卦」

【本卦】ほんけ 

  1. 生まれた年の干支。
  2. 占いで、二回算木を置いて占うとき、初めにできた結果。
  3. 「本卦還り」の略。

【本卦還り・本卦帰り】ほんけがえり

生まれた年と同じ干支えとが再びめぐってくること。数え年で六一歳になること。還暦。
「いつの間にか本卦還りの年齢になっていた」

【無卦】むけ

陰陽道で、人の生年の干支によって五年間不幸が続くという縁起の悪い年まわり。
「有卦」

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