【軒】 10画 (3) 1級


[音] ケン
[訓] のき
くるま
てすり
たか

《意味》

  1. のき。屋根の下端の、曲がって高くそりあがって張り出した部分。ひさし、ひさしつきの廊下。転じて、家。
  2. ながえが曲がって高く上にはねあがった形をしている乗用の車。転じて、車。
  3. 車の前部の高くそりあがった部分。また、そのようになった車。
  4. 高くあがる。高い。

【軒けんこう

意気込みが盛んなさま。
「意気軒昂」

【軒けんち

あがりさがり。上下。高低。転じて、優劣。
「軒」は車の前が高く上がる意。「輊」は車の前が低く下がる意。
「物の軒輊を論ずる」

【軒端】のきば

  1. 軒の端。軒の先端。
  2. 軒に近い所。軒のあたり。

【意気軒いきけんこう

意気が盛んにあがる。元気いっぱいなようす。

【高軒過】こうけんちょうか

身分の高い立派な人物の来訪のこと。
「高軒」は立派な車で、他人の車の敬称。「寵過」は栄えの来訪というほどの意。

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