【惚】 11画 (8) 準1級


[音] コツ
[訓] れる
ほうける
  ける 
  とぼける

《意味》

  1. 気をとられてぼうっとする。うっとりする。
  2. ほれる。恋い慕う。
  3. ぼける。ほうける。

【惚ける】とぼける

  1. わざと知らないふりをする。しらばくれる。
  2. 間が抜けているように思わせたり、滑な言動をしたりする。
  3. 頭が働かなくなる。ぼける。
ける」とも書く。

【惚気】のろけ 

配偶者や恋人のことを得意になって話すこと。のろけること。また、その話。おのろけ。
「惚気を聞かされる」

【惚ける】ほうける

  1. 心の働きが衰える。にぶくなる。ぼんやりする。ぼける。もうろくする。
  2. 夢中になる。「遊び惚ける」
ける」「耄ける」とも書く。

【惚ける】ぼける

意識などがぼんやりする。もうろくする。
「年を取って頭が惚けた」
「耄ける」とも書く。

【惚(れ)惚(れ)】ほれぼれ

心を奪われ、うっとりするようす。
「美術品の良さに惚れ惚れする」

【惚れる】ほれる

  1. 心を奪われるまでに異性に思いをかける。恋いしたって夢中になる。
  2. 夢中になる。うっとりする。「見惚れる」

【自惚れる】うぬぼれる

自分が実際以上に優れていると思い込んで得意になる。
「己惚れる」とも書く。

惚れ】おかぼれ

  1. 他人の恋人を好きになること。また、その相手。横恋慕(よこれんぼ)
  2. 相手の気持ちがわからないのにひそかに恋すること。また、その相手。片思い。
  3. 本気でなくちょっと好きになること。また、その相手。
「傍惚れ」とも書く。

恍恍惚惚】こうこうこつこつ

何かに心を奪われて、うっとりすること。ぼうっとして我を忘れているさま。
「恍惚」と同意で、それぞれの文字を重ねて意味を強調したことば。
「惚」は「忽」とも書く。

惚】こうこつ

  1. ある物事に心をうばわれて、うっとりするようす。
  2. 意識がはっきりしないようす。特に老年になってぼけた状態をいう。「恍惚の人」「恍惚の域に入る」

【見惚れる】みとれる

うっとりとして見入る。心を奪われて見つめる。
「見れる」とも書く。
見惚(みほ)れる」

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