【挫】 10画 扌(7) 準1級
[音] | ザ |
[訓] | くじく |
くじける |
《意味》
くじく。くじける。
【挫く】くじく
【挫傷】ざしょう
転倒や打撲の際、皮膚は傷つかず皮下組織や深部が傷つくこと。うちみ。
【挫折】ざせつ
事業や計画などが途中でだめになること。
「挫折感」
【沈鬱頓挫】ちんうつとんざ
詩文の字句や内容に風格がありすぎて奥深く、また含蓄に富み、意味が通じにくいこと。また、読みにくいこと。
「沈鬱」は気分が沈むこと。また、心が晴れ晴れしないこと。「頓挫」は中途で行き詰まること。くじけること。
【頓挫】とんざ
物事の進行・進展が中途で一時くじけること。
「計画が頓挫する」
【捻挫】ねんざ
手足などの関節に無理な運動が強いられたときに、それに付属する組織(靱帯など)に起こる損傷。内出血・腫れ・痛みなどを伴う。
【抑揚頓挫】よくようとんざ
文章や演説などで、言葉の調子を低くおさえたり高く張り上げたり、また、勢いを急に変えたりすること。
《字源》
声符は「坐」
「坐」は「土+人+人」。
「土」は土主、地の神を迎えるところで、卜文・金文では「社」の初文として用いられている。
その左右に人が対坐して訴え事を決する。
それで訴訟の関係者を「座」といい、当事者として裁判にかかわることを「坐」という。
もと裁判用語。