17画 (14) 準1級

交換略字 


[音] サツ
[訓]  

《意味》

  1. 梵語(ぼんご)の音訳に用いられる字で、そのために作られた。「菩薩(ぼさつ)
  2. 「薩摩」の略。「薩州」

【薩摩芋】さつまいも

ヒルガオ科のつる性植物。温帯では一年草、熱帯では多年草。
根は塊状でデンプン質に富み、食用。
Wikipediaサツマイモ
「甘藷」とも書く。

薩】ぼさつ

  1. 仏陀の次の位に位置づけられ、未来に仏になるために、悟りを求め、慈悲の心で衆生を導く大乗仏教の修行者。
  2. 昔、高徳の僧をたたえて付けた尊称。
  3. 神仏習合の思想により、仏になぞらえて日本の神に仏になぞらえて与えられる称号。
    「八幡大菩薩」
梵語「bodhisattva」の音訳「菩提薩埵(ぼだいさった)」の略。

【拉薩】ラサ

チベットの首都。
Wikipediaラサ市

《字源》

声符は「産(さん)
「産()」「文(かん)+生」で、「文」文身(いれずみ)「厂」は額の形。
子供が生まれたときに、子供の額に儀礼として文身を加えることを「産」という。
成人式では、儀礼の様子を表す「頁」を加えると「顔」になり、儀礼の際に入れ墨を加えた顔貌(がんぼう)を表す。
葬儀でも文身をし、「文奭」という。

《字体》

の部分は、唐代の楷書からすでにのように書かれてきた。
手書きの楷書ではのように書く方が自然。

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