【皐】 11画 (6)  準1級

基本字【皋】


[音] コウ
[訓] さわ
  さつき

《意味》

  1. さわ。きし。水辺の平らな地。
  2. さつき。明るくかわいた陰暦の五月。

【皐魚の泣】こうぎょのきゅう

親の死を嘆き悲しんで泣くたとえ。
中国春秋時代、皐魚という賢者が、親を疎かにしてしまったことを過ちだったとして、嘆き悲しんで死んでしまった故事から。

【皐月】さつき

  1. 陰暦五月のこと。早苗月(さなえづき)
  2. ツツジ科の常緑低木。五~六月ごろ枝先に漏斗状の花をつける。サツキツツジ。鵑花(とけんか)
    Wikipediaサツキ
「五月」とも書く。

【九皐鳴鶴】きゅうこうのめいかく

身を隠していても名声が世に現れること。
「九皐」は奥深い沢のことで、深遠な所のたとえ。
そのような所で鳴いている鶴の意から。

《字源》

基本字は「皋」。人名用漢字として「皐」を用いる。
「皋」は風雨にさらされている獣の死体の形で、「白」は頭部、下は胴と手足の形。

《字体》

手書きの楷書では、「皋」「皐」と書く方が昔から一般的。

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