7画 (3) 準1級

同字


[音] シャク
  ヒョウ
[訓] ひしゃく
  しゃく

《意味》

  1. ひゃく。水を()む道具。
  2. ひしゃくの柄。

【杓】しゃくう

手やひしゃくなどで液体や粉などをすくい取る。しゃくる。
「網で金魚を杓う」

【杓子】しゃくし

飯をよそったり汁をすくったりする、柄のついた道具。

【杓子果報】しゃくしかほう

好運にめぐまれること。
食べ物を杓子に山盛りに分けてもらう意から。

【杓子定規】しゃくしじょうぎ

一定の基準・形式で他のすべてを律しようとすること。融通のきかないさま。
「杓子定規な役所仕事」
古くは杓子の柄は曲がっており、定規にならないのを定規の代用とするということから。
四角四面(しかくしめん)
融通無碍(ゆうずうむげ)」「臨機応変(りんきおうへん)

【杓子菜】しゃくしな

アブラナ科の越年草。原産地は中国。葉は杓子(しゃくし)の形をし、主に漬け物にする。体菜(たいさい)(チンゲンサイ)。

【杓文字】しゃもじ

飯や汁をすくうのに用いる道具。特に、飯を盛る具。めしじゃくし。いいがい。へら。

【杓】ひしゃく

水をくみ取るための道具。木・竹・金属などの椀状の容器に長い柄のついたもの。
「柄杓」とも書く。

【御玉杓子】おたまじゃくし

  1. 汁をすくう、小さなまるいしゃくし。おたま。御多賀杓子。
  2. かえるの幼生。黒色またはかっ色。頭がまるく、足がなく、尾で泳ぐ。
    「蝌蚪」とも書く。
  3. 楽譜の声符。

【柄杓】ひしゃく

水をくみ取るための道具。木・竹・金属などの椀状の容器に長い柄のついたもの。
「杓」とも書く。

《字体》

「勺」の部分はと、中を「丶」で書くのが、手書きの楷書では一般的。
「勺」を含む「」「酌」「約」なども同様。

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