7画 (3) 準1級

同字


[音] シャク
[訓]
あきらか
あらたか
やいと

《意味》

  1. やく。あかあかと火を燃やす。あぶってやく。
  2. 真っ赤。明るいさま。
  3. 灸をすえる。やいと。

【灼】あらたか

神や仏の霊験(れいげん)や、薬の効き目が明らかにあらわれているようす。
「このお札は霊験灼だ」

【灼然】いやちこ

非常に、明らかなようす。特に、神仏の霊験の著しいようす。あらたか。
「霊験灼然」

【灼灼】しゃくしゃく

  1. 光り輝くさま。
  2. 花が盛んに美しく咲くさま。

【灼然】しゃくぜん

  1. 光り輝くさま。
  2. 明らかで確かなようす。判然。

【灼熱】しゃくねつ

  1. 焼けてあつくなること。また、焼けつくようにあついこと。
    「灼熱の太陽」
  2. 感情が非常に高ぶること。
    「灼熱の恋」「灼熱の論争」

【灼骨】しゃっこつ

甲・獣骨などを焼き、その亀裂によって吉凶を占う方法。古くは中国で用いられたが、日本でも弥生時代には行われていた。卜骨。

【灼く】やく

  1. 火を付けてあかあかと燃やす。
  2. 火であぶる。

灼】かくしゃく

赤々と、光り輝くこと。
「太陽が赫灼と昇る」「赫灼たる勲功」

【薫灼】くんしゃく

  1. くすぶり焼くこと。
  2. 勢力が盛んで権威があり、他を圧迫すること。

【焼灼】しょうしゃく

焼くこと。焼けること。特に、外科で、薬品・電気で病組織を焼く治療法。

灼】ふんしゃく

  1. やくこと。
  2. 刑として火あぶりにすること。
  3. ひどく暑いさま。
  4. ひどく心を苦しめること。

《字体》

「勺」の部分はと、中を「丶」で書くのが、手書きの楷書では一般的。
「勺」を含む「」「酌」「約」なども同様。

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