【嘗】 14画 口(11) 準1級
[音] | ショウ |
ジョウ |
[訓] | なめる |
かつて | |
こころみる |
《意味》
【嘗て】かつて
「曾て」とも書く。
【嘗試】しょうし
ためしてみること。経験すること。
【嘗める】なめる
「1.」は「舐める」とも書く。「5.」は「無礼る」とも書く。
【臥薪嘗胆】がしんしょうたん
仇討ち、または、ある目的達成のための意志を保つため、苦しい試練を自分に課すること。
中国の春秋時代、越王勾践に父を討たれた呉王夫差は常に薪の上に寝て復讐の志を奮い立たせ、ついに仇を報いた。敗れた勾践は室内に胆を掛けてこれを嘗め、そのにがさで敗戦の恥辱を思い出してついに夫差を滅ぼしたという故事による
単に「嘗胆」ともいう。
「会稽の恥を雪ぐ」
《字源》
声符は「尚(しょう)」。
「旨」は祈禱によって神霊が降下する形。
金文の字形では、「冂」型の台の下に「旨」をしるし、台の上に神のオーラを示す小点を加えている。
「嘗」は神のあらわれるところに供薦する(供え物をする)意。
:「嘗」の金文。