【詮】 13画 言(6) 2級
[音] | セン |
[訓] | あきらか |
そなわる | |
しらべる | |
えらぶ |
《意味》
【詮方無い】せんかたない
なすべき方法がない。しかたない。
「今さら言っても詮方無いことだが」
「為ん方無い」とも書く。
「詮方」は当て字。
【詮議】せんぎ
「1.2.」ともに古い言い方。
【詮索】せんさく
細かい点までたずね調べること。
「穿鑿」
【言詮】げんせん
ことばで説明すること。また、そのことば。
【所詮】しょせん
あれこれ考えたりした結論として。結局。
「所詮高根の花だ」「所詮負けは負けだ」
「詮ずる所」から。
【真詮】しんせん
真理を悟ること。また、悟りを書いた文。
【名詮自性】みょうせんじしょう
名がそのものの本性をあらわすこと。名と実とが相応ずること。
「詮」は備える意。「自性」は自らの性質の意。
仏教の言葉から。
「名実相応」「名実一体」
《字体》
つくりの「全」の上部は「入(いりやね)」ですが、楷書では「入」のように書くことは一切なく、「人」と書くのが運筆の面からも自然。
「詮」は、単なる康煕字典体上のデザインで、活字通り手書きで「詮」のように書くことはありません(当然ツメもいりません)。
× ○
「喩」なども同様。