【叢】 18画 又(16) 準1級
[音] | ソウ |
[訓] | くさむら |
むらがる |
《意味》
【叢】くさむら
草がかたまって多くはえている所。草叢。
【叢軽折軸】そうけいせつじく
小さな力も集まると侮れないこと。
「叢軽」はたくさん集まった軽いもののこと。「折軸」車軸が折れる意。軽い草でもたくさん集まると、車の軸を折るほどの重みになることから。
「叢軽くも軸を折る」が書き下し文で、この後に「羽翮肉を飛ばす」と続く。
「群軽折軸」「羽翮飛肉」「積羽沈舟」「積土成山」「積水成淵」
【叢書】そうしょ
1.新聞などでは「双書」とも書く。
【叢生】そうせい
「簇生」とも書く。
【叢林】そうりん
【叢がる】むらがる
たくさんの人・動物などが、一か所に秩序なく集まる。群れをなす。
「群がる・簇がる」とも書く。
【叢雲】むらくも
群がり集まった雲。
「月に叢雲花に風」
「群雲・村雲」とも書く。「そううん」とも読む。
【叢雨】むらさめ
ひとしきり強く降ってやむ雨。強くなったり弱くなったりを繰り返して降る雨。にわか雨。
「驟雨」
「群雨・村雨」とも書く。
【叢時雨】むらしぐれ
降ってはやみ、やんでは降る(気まぐれな)小雨。
「群時雨・村時雨」とも書く。
【稲叢】いなむら
刈り取った稲を積み重ねたもの。
【淵叢】えんそう
物事の多く寄り集まる所。中心として栄えている所。
「淵」には魚が集まり、「藪」「叢」には鳥や獣が集まることから。
「淵藪」とも書く。
【荊棘叢裏】けいきょくそうり
乱臣や悪臣のたとえ。
「荊棘」はイバラなどトゲのある低木。障害、妨げになるもの、困難のたとえ。「叢裏」は草むらの中のこと。草むらの中にトゲのある気があって危ないという意から。
【談叢】だんそう
たくさんの興味のある話。また、それらを集めた本。
「談藪」とも書く。
【論叢】ろんそう
論文を集めたもの。論文集。論集。