16画 (12) 準1級

同字


[音] ソン
[訓] たる

《意味》

たる。さかだる。

【樽俎】そんそ

宴会。宴会の席上。
酒樽(さかだる)()(にえ)をのせる台の意。
「尊俎」とも書く。

【樽俎折衝】そんそせっしょう

宴席で外交談判をして、戦わずして敵の圧力を(くじ)くこと。また、外交談判で国威を高めること。転じて、かけひき。
「折衝樽俎」ともいう。

【樽】たる

(さけ)味噌(みそ)醬油(しょうゆ)などを入れる、ふたのある木製の容器。

【樽たるがき

あいた酒樽に渋柿を詰め密閉し、樽に残るアルコール分によって渋を抜き、甘くしたもの。たるぬき。

【樽酒】たるざけ

木の樽に入った酒。
「そんしゅ」とも読む。

【琴樽】きんそん

琴と酒樽(さかだる)。文人が酒宴を開いて詩文をつくることのたとえ。

《字源》

声符は「尊(そん)
「尊」の本字はで、「酋(ゆう)+(きょう)
「酋」は酒器から酒気が現れている様子。「八」の部分が酒気を表す。
は酒器を両手で捧げ、これを神前に置く形。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】