【転】 11画 車(4) 6級
旧字体【轉】 18画 車(11) 1級
[音] | テン |
[訓] | ころがる |
ころげる | |
ころがす | |
ころぶ | |
まろぶ | |
こける | |
うたた | |
うつる | |
くるり |
《意味》
【転た】うたた
【転た寝】うたたね
寝床に入らないで、ついうとうとと眠ること。
「本を読みながら転た寝する」
「仮寝」とも書く。
【転】くるり
【転ける】こける
ころぶ。倒れる。転倒する。
「階段で転ける」
「倒ける」とも書く。
【転】ころ
1.は「木呂」とも書く。
【転柿】ころがき
ほしがき。特に、小さくて丸いほしがき。
「枯露柿」とも書く。
【転寝】ごろね
寝る支度もせず、そのまま横になって寝てしまうこと。ころびね。
「こたつで転寝する」
【転嫁】てんか
【転迷開悟】てんめいかいご
迷いを転じて、悟りを開くこと。迷いを捨てて仏の真理に目覚めること。
【転ぶ】まろぶ
《字源》
声符は「專(専)(せん)」。「專」は「()(せん)+寸」。「」は袋の上をくくった形。「寸」は手。
「專」は袋の中に物を入れ、これを手で摶ってうち固める意。
物をうち固めることを「摶(たん)」といい、その丸くうち固めた物を「團(団)」という。
「專」に「まるい、まわる」意があり、車輪を用いて運送することを「轉(転)」という。また回転すること、事態の変化推移することを意味する。