[音] | バイ |
[訓] | うめ |
《意味》
【梅の樹苔】うめのきごけ
ウメノキゴケ科の葉状または樹枝状地衣植物。最も普通に見られる地衣。ウメやマツの古木、岩上などに着生。大気汚染に弱いので、環境保全の指標に利用できる。
Wikipedia「地衣類」植物園へようこそ!「ウメノキゴケ」
【梅醬】うめびしお
梅干しの果肉に砂糖を加えてよくねりまぜた食品。かゆにそえたり、あえ物に使ったりする。
【梅擬】うめもどき
モチノキ科の落葉低木。山地に自生する。葉はウメの葉に似る。冬、葉が落ちた後まで小さな赤い実をつける。
植物園へようこそ!「ウメモドキ」
「落霜紅」とも書く。
【梅花皮】かいらぎ
「鰄」とも書く。
【梅雨】つゆ
六月(陰暦では五月)頃降り続く長雨。また、その頃の季節。五月雨。
「黴雨」とも書くが、「梅雨」の語源であるという説は誤説で、古い文献に「黴雨」と書かれた例はない。
「ばいう」とも読む。
【梅雨寒】つゆざむ
梅雨の時期に時々訪れる季節外れの寒さ。梅雨冷え。
【梅雨】ばいう
「梅雨」に同じ。
「黴雨」とも書く。「梅雨」の語源であるという説は誤説で、古い文献に「黴雨」と書かれた例はない。
【梅花空木】ばいかうつぎ
ユキノシタ科の落葉低木。山地に生え、庭木ともする。枝先に数個のウメの花に似た白色四弁花がつく。
Wikipedia「バイカウツギ」植物園へようこそ!「バイカウツギ」
【梅蕙草】ばいけいそう
ユリ科の多年草。高山の湿った草地に群生する。白色または淡緑色の小花が円錐状に咲く。根茎は有毒で、乾燥して殺虫剤に用いる。
花が梅に、葉が蕙(=シラン)に似るのでこの名がある。
Wikipedia「バイケイソウ」植物園へようこそ!「バイケイソウ」
【梅妻鶴子】ばいさいかくし
妻をめとらず、俗世を離れ、気ままに風流に暮らすことのたとえ。
「梅妻」は妻をめとらずに梅を植えること。「鶴子」は子を持たずに鶴を飼うこと。
中国宋の時代、林逋は隠棲して西湖のほとりに住んでいたが、妻をめとらず家の周りに梅を植え、子の代わりに鶴を飼い、舟を湖に浮かべて清らかに風雅に暮らしたという故事から。
【梅毒】ばいどく
性病の一つ。スピロヘータパリダ菌によって起こる慢性の感染症。瘡毒。瘡。
Wikipedia「梅毒」
「黴毒」とも書く。
【梅霖】ばいりん
「梅雨」に同じ。
【梅桃】ゆすらうめ
バラ科の落葉低木。原産地は中国。春、葉がでるよりも先に、白または淡紅色の梅に似た小さな花を開く。実は六月ごろ赤く熟し、甘ずっぱく、食用になる。ゆすら。
Wikipedia「ユスラウメ」植物園へようこそ!「ユスラウメ」
「山桜桃」とも書く。
【塩梅】あんばい
調味料として使った塩と梅酢から。「塩梅」の転。
「按排」
【楊梅】やまもも
ヤマモモ科の常緑高木。暖地の山地に自生。春、黄紅色の小花を尾状につけ、球形の実を結ぶ。。実は紅紫色に熟し、食用。樹皮は染料や漢方薬に用いられる。
Wikipedia「ヤマモモ」植物園へようこそ!「ヤマモモ」
「楊梅」は漢名から。
「ようばい」とも読む。「山桃」とも書く。
【蠟梅】ろうばい
ロウバイ科の落葉低木。原産地は中国。葉は卵形で先がとがり、対生。冬、葉よりも先に香気のある花が咲く。花は中心が暗紫色で外側の花弁が黄色。卵形の実を結ぶ。唐梅。
Wikipedia「ロウバイ」植物園へようこそ!「ロウバイ」
「蠟梅」は漢名から。
ウメと同じ頃に咲き、花の色が蜜蠟に似ていることから。
「臘梅」とも書く。
【和羮塩梅】わこうあんばい
君主を助け国政をうまく治める大臣、宰相のこと。
「和羮」はいろいろな具の入った吸い物。「塩梅」は塩や梅酢で味をつけること。
様々な具の味を調整し、程良い塩味と酸味の吸い物をつくることから。