【湊】 12画 氵(9) 準1級
[音] | ソウ |
[訓] | みなと |
あつまる |
《意味》
【湊まる】あつまる
多くの物が四方から一カ所に寄ってくる。
【湊】みなと
湾・河口などに防波堤を築いたりして外海の波を防ぎ、船が安全に出入・停泊できるように設備した所。船着き場。
「港」とも書く。
【輻湊】ふくそう
物事が一か所に寄り集まること。一か所に集中してこみ合うこと。
車の輻が轂に集まる意から。
「事務が輻湊する」
「輻輳」
《字源》
声符は「奏(そう)」。「奏」は「奉の上部+(そう)の省略形」。
両手で奉ずる形をとるものは、笙のような吹奏の楽器であるらしく、もと神に奏するものであった。
「」も両手で奉ずる形。
「奏」は奏楽の意で、のち貴人に申すこともいう。
合奏することから「湊」はあつまる意。