【嗇】 13画 (10) 1級


[音] ショク
[訓] しむ
やぶさ
とりい

《意味》

  1. おしむ。物惜しみする。やぶさか。けち。
  2. 作物を取り入れる。「穡」

【嗇しむ】おしむ

物惜しみする。しぶる。けちけちする。

【嗇か】やぶさか

  1. 物惜しみするようす。けち。
  2. ためらうさま。思いきりの悪いさま。
  3. 〔「~に嗇かでない」の形で〕~する努力を惜しまない。喜んで~する。
    「協力することに嗇かでない」
か・か」とも書く。

【繊嗇】せんしょく

金銭にこまかい。けちで、ものおしみをすること。

嗇】りんしょく

極端にもの惜しみすること。けち。しみったれ。
「吝嗇家」
嗇」とも書く。「けち」とも読む   

《字源》

「來(来)(りん)
「來」は麦の象形で農作物。は農作物を収蔵する廩倉(そうりん)(米蔵みたいのもの)の形。
「嗇」は穀物を収める廩倉の形で「穡」の初文(最初の形)。
惜しんで収めるので惜しむ意になる。
「嗇」の甲骨文字。

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