【壺】 12画 士(9) 準1級
[音] | コ |
[訓] | つぼ |
《意味》
【壺中の天】こちゅうのてん
俗界とかけはなれた別天地。別世界。仙境。
後漢の費長房が、市中で薬を売る老翁が売り終わると、店頭に懸けた壺中に入るのを楼上から見た。長房は老人に頼んで壺中に入ったところ、宮殿楼閣をなし、山海の珍味が満ちていたという故事から
「壺中の天地」ともいう。
【壺】つぼ
【壺菫】つぼすみれ
スミレ科の多年草。原野の湿地に自生する。高さ約20㎝。葉はハート形で長い柄があり、茎は柔軟で根もとからたくさん出る。春、葉のわきに白色で紫色の筋のある小さな五弁花をつける。
植物園へようこそ!「ツボスミレ」
「菫菜・坪菫」とも書く。
【笑壺】えつぼ
笑い興じること。
「笑壺に入る」・・・笑い興じること。大喜びすること。
【簞食壺漿】たんしこしょう
飲食物を持って自分たちを救ってくれた軍隊などを歓迎すること。
竹の器に入れた飯と壺に入れた飲み物の意から。
《字源》
壺の器とフタ全体の象形。