【恚】 10画 (6) 1級


[音]
[訓] いか
うら

《意味》

いかる。心をかどだてる。うらむ。


【慙恚】ざんい

恥じて怒ること。
「慚恚」とも書く。

恚】しんい

  1. 自分の心に反するものを怒り恨むこと。仏教の三毒・十悪の一つ。怒り・憎しみ・怨みなどの憎悪の感情。
  2. 怒り恨むこと。腹立ち。怒り。
    「胸の内は瞋恚に燃えている」
    「瞋恚の炎」・・・激しい怒り。
「しんに」とも読む。

【震恚】しんい

激しく怒ること。また、激しい怒り。特に、天の怒り、天子の怒りについていう。
「震怒」

【忿恚】ふんい

怒りいきどおること。憤怒(ふんぬ)
「憤恚」とも書く。

《字源》

声符は「圭(けい)。圭に蛙・窪(あ)の声があり、「い」はその転音。
感情をそのまま語にしたもので、「悪・於・烏」などは感動詞、「恚」はその動詞形に用いる語。

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