【渺】 12画 氵(9) 1級
[音] | ビョウ |
[訓] | はるか |
かすか |
《意味》
小さくて、よく見えないさま。かすかなさま。また、遠すぎて、はっきり見えないさま。
【渺然】びょうぜん
はるかに遠いようす。遠く広々として果てしないようす。
「眇然」とも書く。
【渺渺】びょうびょう
果てしなく広いさま。また、遠くはるかなさま。
「渺渺たる海原」
「眇眇」とも書く。
【渺茫】びょうぼう
果てしなく広いさま。
「渺茫たる大海」
【渺漫】びょうまん
広々として果てしのないさま。
「渺渺」
【往事渺茫】おうじびょうぼう
過ぎ去った昔のことは遠くかすかで明らかでない。昔を回顧していう言葉。
「往事茫茫」
「往事渺茫都て夢に似たり」という白居易の詩から。
【雲烟縹渺】うんえんひょうびょう
物事に深く執着しないたとえ。
雲や霞がはるか彼方をたなびいているようす。
「雲烟」は「雲煙」、「縹渺」は「縹緲」「縹眇」とも書く。
【虚無縹渺】きょむひょうびょう
あるがままに果てもなく広がる風景の形容。
「縹渺」は「縹緲」「縹眇」とも書く。
「神韻縹渺」
【神韻縹渺】しんいんひょうびょう
芸術作品のたとえようもないほど趣が深いようす。芸術作品が人間の技を越えているように思われるほどすばらしいこと。
「縹渺」は「縹緲」「縹眇」とも書く。
【縹渺】ひょうびょう
「縹緲」「縹眇」とも書く。