交換略字【篭】
[音] | ル |
ロウ |
[訓] | かご |
こもる | |
こめる |
《意味》
【籠】かご
竹・籐(つる)・針金などの細い物を編んだり組んだりして作った入れ物。
《籠で水を汲む》かごでみずをくむ
骨折りばかり多くて、効果のないことのたとえ。
「笊に水」
【籠手】こて
「小手」とも書く。
【籠める】こめる
「込める」とも書く。
【籠もり】こもり
中に入って出てこないこと。こもること。特に、社寺に泊まって祈願すること。
【籠もる】こもる
【籠球】ろうきゅう
バスケットボール。
Wikipedia「バスケットボール」
【籠居】ろうきょ
外に出ないで、家の中にとじこもっていること。
「閑居」「蟄居」
【籠城】ろうじょう
【籠鳥檻猿】ろうちょうかんえん
自由にならない身のこと。自由を束縛されて、思い通りに生きられないもののたとえ。
籠の中に閉じ込められた鳥と、檻に閉じ込められた猿の意から。
【籠鳥恋雲】ろうちょうれんうん
拘束された者が自由を得たいと望むこと。また、故郷を恋しく思うたとえ。
「籠鳥雲を恋う」が書き下し文。
【籠絡】ろうらく
他の人をうまく手なずけて自分の思いのままに利用すること。まるめこむこと。
【印籠】いんろう
昔、腰にさげた三重または五重の小さな重ね箱。古くは印・印肉などを入れたが、後に薬などを入れるようになった。
「薬籠」
【嬰児籠】えじこ
乳児を入れておくために藁で作ったかご。夏用として竹製のものもある。東北地方に多い。
【尾籠】おこ
愚かなこと(人)。ばかげたこと(人)。
「烏滸・痴」とも書く。
【駕籠】かご
乗り物の一つ。人の座る部分を木や竹で作って棒に吊し、前後から担いで運ぶもの。
「一挺~」と数える。
【口籠もる】くちごもる
【参籠】さんろう
神社・寺などに一定期間こもって祈願すること。おこもり。
【自家薬籠中の物】じかやくろうちゅうのもの
自分の思い通りに、必要に応じていつでも役に立てられる物。また、完全に身についた技術や、自分の思うように動かせる人の例え。
「薬籠」は薬箱のこと。自分の薬箱の中の薬のようにすぐ使える意から。
「薬籠中物」「自家薬籠」
【蒸籠】せいろう
食物を蒸す、木製の道具。
角型または丸型の枠の底に簀の子が敷いてあり、釜の上などに置いて蒸気を通して蒸す。せいろ。
【池魚籠鳥】ちぎょろうちょう
不自由な身の上、生活のこと。また、宮仕えのこと。
「池魚」は池の中の魚。「籠鳥」は籠の中の鳥。
【灯籠】とうろう
石・金属・木などで枠をつくり、紙や紗を張って中にあかりを灯す器具。
【旅籠】はたご
【魚籠】びく
釣りなどで、とった魚を入れておく器。
「魚籃」とも書く。
【薬籠】やくろう
《字源》
声符は「龍(りょう)」。