【薹】 17画 (14) 1級


[音] タイ
ダイ
[訓] はますげ
あぶらな
  とう

《意味》

  1. とう。野菜類の、花のつく茎がのび出たもの。花のつく台座。
  2. あぶらな。はますげ。

【薹】とう

アブラナ・フキなどの花茎。
菜類ではとうがのびはじめると葉が堅くなり食用にはならない。
《薹が立つ》とうがたつ
  1. 菜などのとうがのびる。また、堅くなって食べられなくなる。
  2. 人、特に女性の盛りが過ぎて新鮮さがなくなる。年頃が過ぎる。

の薹】ふきのとう

フキの若い花茎。早春、地下茎から出る。花が開かない前のつぼみを()え物などの食用にする。ほろ苦く、独特の香味がある。

《字源》

声符は「臺(たい)で常用漢字「台」の旧字でもある。
「臺「高の省略形+至」
「至」「矢を逆さまにした形+一」
「一」は矢の到達点で矢の至るところをいい、そこに建物を建てる。土地選びの神聖な儀式による。
「高」は下部がアーチ状をなす楼門形式の建物。
「臺」もそのような神聖な建物を表す。
「室」「屋」もそのような神聖な場所を表す一系の字。
「至」の甲骨文字。

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