[音] | ロ |
[訓] | ふき |
《意味》
【蕗】ふき
キク科の多年草。
地下茎から「蕗の薹」と呼ばれる花の穂を出す。葉柄などを食用にする。
Wikipedia「フキ」
「苳・款冬・菜蕗」
【蕗の薹】ふきのとう
フキの若い花茎。早春、地下茎から出る。花が開かない前のつぼみを和え物などの食用にする。ほろ苦く、独特の香味がある。
【伽羅蕗】きゃらぶき
フキの葉柄をかわかし、皮をむいて醬油で煎ったり、煮たりして作る、伽羅色(黒に近い茶色)の食べもの。
【石蕗】つわぶき
キク科の多年草。
葉は円形で大きく、フキに似ているが、厚くてつやがある。観賞用に栽培。葉柄は食用になる。つわ。
Wikipedia「ツワブキ」
《字源》
声符は「路(ろ)」。
「路」の声符は「各(かく)」で「賂」と同じ声がある。
「各」は「夂(ち)+口(さい)」。「夂」は下降する足の形で、「口()」は祝詞を入れるための箱。つまり「各」は祈りに応えた神が降りてくる形。
一人が降りてくるのを「各」、たくさんの神が降りてくるのが「皆」なので、「各」に各自の意がある。
「路」は神が降りてくる道。
:「各」の甲骨文字。