【蟠】 18画 虫(12) 1級
[音] | バン |
ハン |
[訓] | わだかまる |
うずくまる | |
まがる | |
めぐる |
《意味》
【蟠踞】ばんきょ
「盤踞」とも書く。
【蟠屈】ばんくつ
「盤屈」とも書く。「はんくつ」とも読む。
【蟠る】わだかまる
【竜蟠蚖肆】りゅうばんげんし
聖人も民間にあれば、俗人に侮られるたとえ。
竜も水中でわだかまっていればイモリも恐れず気儘に振る舞う意。
「蚖」はイモリ。「肆」はほしいまま。
「竜蟠」は「りょうばん」とも読む。「蚖」は漢検配当外の漢字。
【竜蟠虎踞】りゅうばんこきょ
「竜蟠」は竜がとぐろを巻くこと。「虎踞」は虎がうずくまること。
「竜蟠」は「りょうばん」とも読み、「竜盤」とも書く。
《字源》
声符は「番(ばん)」。
「番」は「(ばん)」(獣の爪の形)と「田」(獣の掌の形)から成る象形。
掌の肉を「膰」という。
機敏に動くものの意があり、また、交代・順次の意がある。
:左から「番」の金文・篆書。
:「番」の古文の篆書。