【詼】 13画 言(6) 1級
[音] | カイ |
[訓] | たわむれる |
おどける | |
あざける |
《意味》
たわむれる。わざとおどけて冗談をいう。真意をくらましてふざける。からかう。また、あざける。
【詼諧】かいかい
冗談。おどけ。たわむれ。
「諧謔」
【詼謔】かいぎゃく
洒落・冗談などひねったところがあって、笑いやおもしろみを感じさせる言葉。ユーモア。
「詼謔を弄する」
「諧謔」とも書く。
《字源》
声符は「灰」で「火+又(ゆう)」。
「又」は右手で、灰を取る意。
:「灰」の篆書。
《字体》
「灰」の垂れは本来「厂」ではなく「」。
字源的には「又(右手の形)」で、「右・友・有・布」の垂れと同じもの。
しかし、中国では宋の時代、日本では空海の書(平安時代)ではすでに「厂」の形で書かれています。
書き順は、左払いが横線より長いので、横線が先。
ちなみに「友」も同じだが、「右・有・布」は左払いの方が長いので、逆に左払いが先。