【跛】 12画 (5) 1級


[音]
[訓] かたよ
 

《意味》

  1. あしなえ。足が不自由なこと。
  2. 片足でたつ。また、一方に片よる。かたむく。かたよる。

【跛行】はこう

  1. 足を引きずって歩くこと。
  2. 物事が釣り合いのとれない状態で進行すること。
    「跛行景気」「跛行状態が続く相場」

【跛鼈千里】はべつもせんり

努力し続ければ、才能の劣った者でも成功することのたとえ。
足が不自由なすっぽんも歩き続ければ、千里も遠くへいく意

【跛立坐】はりゅうきざ

無作法なさま。
片足で立ったり、両足を投げ出して座ったりする意。
「跛」は片足で立つこと。「箕」はざるの一種で、両足を投げ出したさまがそれに似ている。

《字源》

声符は「皮(ひ)
「皮」は獣の皮を()ぎ取る形で、傾きかたよるものの意がある。
皮革の全形は「革」
「革」の半分あたりを手で剝ぎ取っている形が「皮」
「皮」の金文。
「革」の金文。獣の皮を開いた形。

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