【蟪】 18画 (12) 1級


[音] ケイ
[訓]

《意味》

せみの一種「蟪蛄」に用いられる漢字。小形で、体は、黒色。羽が透き徹っている。夏の末、秋の初めに鳴くという。にいにいぜみ。

【蟪は春秋を知らず】けいこはしゅんじゅうをしらず

生命の短いたとえ。人生のはかないことのたとえ。また、見識や経験の狭いことのたとえ。
小さなセミは夏の間だけしか生きないので、春と秋を知らない意から。
朝菌ちょうきん晦朔かいさくを知らず、蟪蛄は春秋を知らず」から。「朝菌」は朝生えて晩には枯れるというキノコ。一説に、朝生まれて晩には死ぬ虫。

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