異体字【麹】
[音] | キク |
[訓] | こうじ |
さけ |
《意味》
【麴院】きくいん
酒を造るところ。
【麴櫱】きくげつ
酒を造るためのこうじ。転じて、酒。
「櫱」は、切り株から再生する芽。再生のもとになるもの。
【麴車】きくしゃ
酒を積んだ車。
【麴塵】きくじん
【麴】こうじ
米・麦・大豆などを蒸してねかし、これにこうじかびを加えて繁殖させたもの。酒・味噌・醬油などの醸造に用いる。
「糀」とも書く。
【麴黴】こうじかび
子囊菌類に属するかび。胞子は黄緑色または褐色。このかびが作る酵素(アミラーゼ)はでんぷんを糖化し、たんぱく質を分解する。こうじを作るのに利用。こうじ菌。
【麴菌】こうじきん
麴黴に同じ。
《字体》
唐代の楷書では「(ばくにょう)」の部分は、ほとんどすべて「」の形で書かれています。
手書きの楷書では「麹」の形で書くべき。