【堰】 12画 (9) 準1級


[音] エン
[訓] せき
いせき

《意味》

せき。いせき。水流をせきとめたり調節したりするために土を盛ってつくったしきり。また、せきとめる。

【堰】いせき

田畑などへ引く水を調節するために、川の水をせきとめる所。い。井手。せき。
「井堰」とも書く。

【堰塞】えんそく

水の流れをせきとめること。
「堰塞湖」
「偃塞」とも書く。

【堰堤】えんてい

貯水・治水・砂防などの目的で、河川・渓谷を横断してつくられる堤防。ダム。

【堰】せき

水流をとめたり調節したりするために、川の中や湖・池などの流れ口に造るしきり。い。いせき。
《堰を切ったよう》せきをきったよう
抑えられていた物事が急激に起こるさま。
「堰を切ったようにしゃべり出す」

【堰く】せく

  1. 流れをさえぎってとめる。せき止める。
  2. 物事の進行、人の行動などをさまたげる。人を隔てて遠ざける。特に男女の仲についていう。
く」とも書く。

《字源》

声符は「匽(えん)
(えん)は女子の頭上に玉(日)をおいて魂振りする儀礼。
「匸(けい)秘匿(ひとく)の場所。
(びょうちゅう)で行うことを「宴」、秘匿の場所で行うことを「匽」という。
「匿」も秘匿の場所で巫女が祈禱(きとう)することをいう。
「匽」の金文。
「匿」の金文。「若」は巫女が舞い祈る形。

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