[音] | コ |
[訓] | のり |
くちすぎ |
《意味》
【糊口】ここう
ほそぼそと暮らしを立てること。くちすぎ。生計。
「糊口を凌ぐ(=やっとのことで生活していく)」
「餬口」とも書く。
【糊塗】こと
一時凌ぎに取り繕うことこと。あいまいにしてごまかすこと。
「失敗を糊塗する」
「弥縫」
【糊】のり
米・麦などのデンプン質を煮て作る粘り気のあるもの。布の形を整えて固めたり、物を貼りつけたりするのに用いる。
また、広く接着剤の意で用いる。
【糊代】のりしろ
紙を貼り合わせるとき、糊をつけるために設けてある部分。
【糊する】のりする
【曖昧模糊】あいまいもこ
はっきりせず、ぼんやりしているさま。
「曖昧」も「模糊」も、ぼんやりしているさま。
「曖昧模糊とした表現」
「模糊」は「糢糊」とも書く。
「有耶無耶」「朦朧模糊」
「明明白白」
【含糊】がんこ
はきはきしないこと。煮え切らないこと。
【模糊】もこ
ぼんやりしていてはっきりしないようす。
《字源》
声符は「胡(こ)」。
「胡」にゆるみ、ふくらむものの意がある。