【糊】 15画 (9) 準1級


[音]
[訓] のり
  くちす

《意味》

  1. のり。のり付けをする。
  2. 物事の状態がぼんやりとしてあいまいなさま。

【糊口】ここう

ほそぼそと暮らしを立てること。くちすぎ。生計。
「糊口を(しの)ぐ(=やっとのことで生活していく)」
「餬口」とも書く。

【糊塗】こと

一時(しの)ぎに取り繕うことこと。あいまいにしてごまかすこと。
「失敗を糊塗する」
縫」

【糊】のり

米・麦などのデンプン質を煮て作る粘り()のあるもの。布の形を整えて固めたり、物を貼りつけたりするのに用いる。
また、広く接着剤の意で用いる。

【糊代】のりしろ

紙を貼り合わせるとき、糊をつけるために設けてある部分。

【糊する】のりする

  1. (のり)で貼る。
  2. なんとか、やっと生計をたてる。
    「口を糊する」

【曖昧模糊】あいまいもこ

はっきりせず、ぼんやりしているさま。
「曖昧」も「模糊」も、ぼんやりしているさま。
「曖昧模糊とした表現」
「模糊」は「糢糊」とも書く。
有耶無耶(うやむや)」「朦朧模糊(もうろうもこ)
明明白白(めいめいはくはく)

【含糊】がんこ

はきはきしないこと。煮え切らないこと。

【模糊】もこ

ぼんやりしていてはっきりしないようす。

《字源》

声符は(こ)
にゆるみ、ふくらむものの意がある。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】