【坤】 8画 (5) 準1級


[音] コン
[訓] つち
ひつじさる

《意味》

  1. つち。大地。「乾」
  2. 周易の八の一つ。
  3. 女性。
  4. ひつじさる。方位で南西の方角。

【坤軸】こんじく

昔、大地の中心をつらぬき、大地を支えていると想像された軸。地軸。

【坤徳】こんとく

  1. 万物を育てる大地の恵み。
  2. 皇后の徳。
  3. 婦人が守るべき柔順の徳。
「乾徳」

【坤輿こんよ

大地。
大地が万物をのせるのを輿(車)にたとえたことば。

【坤】ひつじさる

昔の方角の名。南西。
「未申」とも書く。

【乾坤】けんこん

  1. 易の卦の乾と坤。
  2. 天と地。
  3. 陰と陽。
  4. (いぬい)(西北)と(ひつじさる)(西南)の方角。

【乾坤一擲】けんこんいってき

運命をかけてあるものごとをすること。いちかばちかの大勝負をやってみること。
「乾坤一擲の大事業」
「乾坤」は天地、陰陽、転じてさいころの奇数偶数の目の意。「一擲」はさいころを一回だけ投げて勝負すること。
「一擲乾坤」ともいう。
「一擲千金」「一六勝負」

【乾端坤けんたんこんげい

天地の果て。
「乾」「坤」は天と地のこと。「」は限り。天の端、地の限りの意。

【旋乾転坤】せんけんてんこん

国の政局や世の中の状況を一新すること。
「乾」「坤」は天と地のこと。天地を一回転させて元の位置に戻すという意から。
(けん)(めぐ)らし(こん)(てん)ず」が書き下し文。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】